G大阪首位突破 宇佐美バースデー弾!

 「ACL・1次リーグ、G大阪2-1城南」(6日、万博)

 各地で1次リーグ最終戦が行われ、F組のG大阪はホームで城南(韓国)と対戦し、2-1で逆転勝利を収め、同組1位で4年ぶりに16チームによる決勝トーナメント進出を決めた。FW宇佐美貴史が後半に、23歳の誕生日を自ら祝う同点ゴールを挙げた。

 ホームアンドアウェー方式による決勝トーナメントは19日に始まり、G大阪はFCソウル、柏は水原(ともに韓国)と対戦する。

 意地で夢をつないだ。前半終了時は0-1の折り返し。予選敗退もちらついたが、G大阪はFW宇佐美の同点弾で勢いに乗ると、逆転勝利でF組1位で1次リーグ突破を決めた。

 J王者としての、さらにはチームのエースとしてのプライドがうずいた。後半19分、左サイドでボールを受けた背番号39は、右足でエリア内にボールを入れた。FWパトリックが伸ばした足先をかすめ、そのままゴールへと吸い込まれた。「決勝トーナメントへ行かさないといけないと思っていた」というエースの気持ちが、ボールに乗り移った。

 この日は23歳の誕生日で、妻・蘭さんとの結婚記念日でもあった。日頃から食事面など苦労をかける愛妻への感謝も込めて「自分が決めて、祝いたいと思っていた。決勝トーナメントに行くのがプレゼントだと思っていたら、言葉通りになった。いい誕生日にしてもらった」。マンオブザマッチにも選ばれた。

 「失う物は何もない。ガンバらしさを出しながらACLチャンピオンを目指したい」。前回クラブがアジアを制したときは、まだプロ入り前。ガンバを背負う選手となった今、自らの力でその栄冠を勝ち取りたいという思いは強い。

 昨季国内タイトルを総なめした3冠王者が、アジアの覇権取りへ、まずは一歩駒を進めた。

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