「ニューイヤー・カップ、浦和５-３清水」（１４日、鹿児島県立サッカー・ラグビー場）

　２試合が行われ、浦和は元日本代表ＦＷ李忠成（２９）が４ゴール１アシストと全得点に絡み、清水に５－３で競り勝った。浦和は２勝１分けで勝ち点７として、鹿児島ラウンドの初代王者に輝いた。清水は３戦全敗で最下位。Ｊ２同士の対戦は、磐田が１－０で熊本を下し、２勝１敗の勝ち点６で２位となった。

　桜島のふもとで浦和の李が大暴れした。新加入のＦＷ高木の左ＣＫを頭で合わせた先制ゴールを皮切りに４得点。同２９分には途中出場の新戦力ＦＷ武藤のゴールもアシストするなど全得点に絡んだ。背番号２０は「自分の良さを前面に出せた」と胸を張った。

　体がキレている。昨年末ごろからＭＦ山田（現湘南）の母が開くヨガ教室にＭＦ平川とともに通っている。「朝ヨガがすごく気持ちいい。調子がいい原因かな」とおどける。

　今季は大宮からＦＷズラタンを獲得。前線の競争は激しさを増すが「自分の力を１００％出せば試合に出られる」と実力を証明した。昨季はわずか６得点と不完全燃焼に終わった。逆襲のシーズンが幕を開ける。