徳島ピンチ…体調不良で4選手ダウン

 四国で初めてJ1に挑戦する徳島が26日、徳島県板野町の練習場で調整を行い、主力を含む4選手が相次いで体調不良を訴えて練習を欠席。3月1日の鳥栖との開幕戦(ベアスタ=鳥栖)出場は絶望的で、チームは直前でメンバーの再構成を迫られる苦しい状況に陥った。

 体調不良を訴えたのはGK松井謙弥(28)、主将のMF斉藤大介(33)、MF花井聖(24)、FW金宗旻(21)の4選手で、風邪や下痢などの症状があるという。チームはここまで大きな故障者もなく、順調な仕上がりを見せていただけに、小林伸二監督(53)は「いい感じできていたので残念」と険しい表情で話した。

 昨季36試合でゴールマウスを守った守護神GK松井、J1経験が豊富なボランチのMF斉藤はスタメンが濃厚だった。堅守が持ち味の徳島にとって、2人の不在は痛い。「元気な選手でやるしかない」と小林監督。クラブにとって歴史的な一戦となる昇格初戦。思わぬ逆境の中で勝利を目指す。

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