長友、東京五輪「北京世代で出たい」

 「キリンチャレンジ杯、日本‐ガーナ」(10日、日産スタジアム)

 サッカー日本代表DF長友佑都(26)=インテル・ミラノ=が8日、20年に開催されることが決まった東京五輪への出場を熱望した。08年北京五輪に出場し3戦全敗の屈辱を味わった長友は、「五輪にはいいイメージがないのでそれを覆したい。北京世代で出たいという話になった」と明かした。また、左膝を痛めていたFW岡崎慎司(27)=マインツ=が、9日にドイツへ戻ることが日本協会から発表された。

 北京の悪夢は東京で振り払う。20年の五輪開催地が東京に決定したことを受け、DF長友は「まだまだいける。出たいですね」とオーバーエージ(OA)での出場を熱望した。7年後の本大会を33歳で迎えることになるが「サネッティとか見ていますし、コンディションを整えて出ますよ」。40歳となった現在も第一線で活躍するインテルの同僚で、アルゼンチン代表DFを引き合いに出して力強く言い切った。

 五輪にこだわる理由がある。現在ザック・ジャパンの主力である本田、香川らとともに出場した08年の北京五輪では、ナイジェリア、オランダ、米国相手に3戦全敗。無残な1次リーグ敗退に終わった。「真司も圭佑も僕も、五輪にはいいイメージがないのでそれを覆したい。北京世代で出たいという話になった」と長友は明かした。

 自らのリベンジだけが目的ではない。「北京で世界を初めて経験して、そこから新しい目標ができた。世界を知ったので若い選手にそれを伝えたい」。後に続く選手たちに、自身の経験が役立つことも願っている。

 同じく飛び級で出場した香川も「良かったです。そこを目指します。(OA枠として有力な)U‐25くらいの選手を削っておきましょうか」と冗談を交えながらも、東京五輪へ意欲を見せた。

 自国開催の夏季五輪は56年ぶりとなる。「ホームで世界大会が開かれるのは大きな夢」。長友の夢は、サッカーファンの夢でもある。

関連ニュース

これも読みたい

    あとで読みたい

    編集者のオススメ記事

    サッカー最新ニュース

    もっとみる

      あわせて読みたい

      主要ニュース

      スコア速報

      ランキング(サッカー)

      話題の写真ランキング

      デイリーおすすめアイテム

      写真

      リアルタイムランキング

      注目トピックス