積極的姿勢を!長友が意識改革を宣言

 「日本代表合宿」(3日、大阪府内)

 国際親善試合グアテマラ戦(6日・長居)に臨むサッカー日本代表は3日、大阪府内で冒頭15分間を除いた約2時間の非公開練習を行った。この日から合宿に合流したDF長友佑都(26)=インテル・ミラノ=は、フルメンバーではコンフェデ杯から4連敗の現状を直視し、意識改革を目指すと宣言。イタリアのセリエAでも絶好調のダイナモが、ザックジャパンに“闘魂”を注入する。

 このままではいけない‐。代表合宿に合流した日本の左翼は現状に危機感を抱いてる。きっかけは8月14日に2‐4と完敗したウルグアイ戦。右太腿痛で無念のベンチ観戦となったDF長友があらためて振り返った。

 「同僚(A・ペレイラ)と元チームメート(フォルラン)とも話したが、彼らは『日本からは戦う姿勢が感じられなかった』と話していた。僕も見ていてウルグアイには(戦う姿勢を)感じました。失点は守備陣だけの問題ではない。連動した守備をしないと」

 旧知のウルグアイ代表に指摘され、攻撃を重んじるゆえ、チーム全体のバランスが崩れていることを自覚。来年に迫ったW杯に向けて、チーム内の意識改革に乗り出す。

 まずは共に左サイドを担う、DF今野、MF遠藤、FW香川と会談したという。「同じサイドでしっかり相手をはめ込まないと。ピッチだけでなく、ホテルでご飯を食べている時だって、コミュニケーションを取っていきたい」と積極的な姿勢を打ち出す。

 好調な自身の勢いも、チームに注入する。再構築が必須な守備陣だけでなく、攻撃の中核を担うFW香川、MF本田も所属クラブでの定位置争いや移籍問題で苦しむなど停滞気味。セリエAでは、開幕から2試合連続ゴールで得点ランク3位につける長友は「コンディションもいい。攻撃も縦だけでは世界レベルで通用しない。圭佑や真司とも話しながら工夫した攻撃をしたい。もちろん、僕もゴールに絡みたい」。グアテマラ戦で“開幕3戦連発”も目指す長友が、ザックジャパンを再浮上させる。

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