愛媛、東弾で白星 後輩の香川に刺激

 「J2、愛媛1-0鳥取」(29日、ニンスタ)

 愛媛は1‐0で鳥取を下し、7勝3分け11敗の16位で前半戦を折り返した。後半14分にMF東浩史(26)が11試合ぶり今季2点目となる先制ゴールを挙げ、守備陣も相手に決定機を作らせず逃げ切った。徳島は0‐2で首位のG大阪に完敗。岡山は0‐0で富山と引き分けた。

 11試合ぶりに先発ピッチに立ったMF東が、愛媛に3試合ぶりの白星をもたらした。

 後半14分だった。FW重松から中央でパスを受けると、素早く左に切り返して相手DFをかわし、左足でネットに突き刺した。「繰り返し練習してきた形。ワンチャンスをものにできてうれしい」。試合を決める一撃に笑顔がはじけた。

 今季初ゴールを決めた4月21日の第10節・徳島戦で左足首を故障。1カ月間のリハビリを余儀なくされた。その日以来の先発。「絶対に結果を出してやろう」と積極的な仕掛けを繰り返し、鳥取の堅い守備ブロックを打ち破った。

 宮城県出身で、FCみやぎバルセロナユース時代には、1歳下の日本代表MF香川真司(マンチェスター・ユナイテッド)と一緒にプレーした。

 現在も親交は続く。昨年12月にはマンチェスターを訪問し、スタジアムで“マンチェスター・ダービー”を観戦した。談笑する時間にも恵まれ、ビッグクラブに移籍して奮闘する親友から「すごく刺激を受けた」と振り返る。

 前半戦のラストゲームを白星で飾った。前節までの6試合で16失点を喫していた守備陣も安定感を取り戻し、7戦ぶりの完封勝ちで後半戦にはずみをつけた。

 石丸監督は「もっとタフさが必要」と後半に向けて課題を挙げた。東は「少しでも上位に上がれるように、自分の持ち味を出していきたい」。16位からの巻き返しを力強く誓った。

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