解任の西野監督、選手に“ざんげ”

 リーグ戦15位と降格危機にひんするJ1神戸は8日、西野朗監督(57)の解任を発表した。同監督は今季5月に就任。一時はチームを立て直したが、直近ではリーグ9戦未勝利と失速していた。今年4月に解任された和田昌裕前監督(47)=現シニアディレクター=に続き、今季2度目の監督交代。後任は和田前監督の解任後に暫定的に指揮を執っていた安達亮ヘッドコーチ(43)が、正式に監督に昇格して残り3試合を戦うことになった。

 去りゆく将は、言い訳をしなかった。チームを離れることになった西野監督の口から何度も漏れたのは、謝罪の言葉だった。「3試合残して、というのは選手に対しても何て言っていいか…。みんなには謝るだけだった。何回謝ったか…。(シーズン)途中で来て、途中で逃げていくのはね」。やりきれない思い、寂しさが入り交じった表情を、秋風がなでた。

 これが最善の手だったのか。叶屋社長は「西野監督で最後までやりたかったが、こうせざるを得なかった。残留するため、考え得る最大で最後のカードだった」と苦渋の決断と説明。だが2度の監督交代は、強豪クラブへの変革に向けて開幕前に掲げた「継続性」とは相反するものだ。来季も安達新監督の続投を視野に入れるが、契約を約1年半を残す西野監督への違約金についても「これから交渉することになる」(同社長)と、財政面でも課題は残る。

 自身初のシーズン途中就任で、哲学を浸透させられず結果を残せなかった西野政権。だが、クラブトップの支援も足りなかった。三木谷会長は10月6日の新潟戦後、監督の去就に「現場の判断に委ねる」と語りながらも、最終的には人事権を行使。西野監督就任時には「全面的なバックアップを」と約束しながらも、資金援助がない中で夏の市場で獲得した2人のブラジル人は、実力不足が否めない。

 指揮官は「最終的にOKを出したのは自分。今となっては言い訳にならない」と話したが、自らの肝いりで招へいした西野監督を見切るには、あまりに早いタイミングだった。

 「残り3試合、一緒に戦うつもりでいたい。自分だけ楽になるつもりはない。これがチームにプラスになってくれれば」と最後に語った指揮官。大きな決断で行きつく先は、残留の安堵(あんど)か降格の地獄か‐。

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