J1名古屋主将変更も 最有力は闘莉王

 J1名古屋の西野朗新監督(58)が、今季のキャプテンをGK楢崎正剛(37)から変更する可能性が高まっている。楢崎は01年から13年連続で主将を務めてきたが、新体制のスタートに合わせて変更を検討。新主将の最有力候補はDF田中マルクス闘莉王(32)で、西野新監督はすでに2人と面談し、主将交代について意見交換した。チーム始動の24日に最終決定し、発表される。

 13年間守護神が巻き続けてきたキャプテンマークが、ついに他の選手に受け継がれるかもしれない。西野監督は20日に楢崎と面談した際、今季のキャプテンについて相談。「13年!?13年というのはなかなかない。チームの象徴だね」と驚いたうえで、「心境を聴取した。いろんな心境があるだろうし、そこを聞いたりしながら決めようかなと」と、まずは楢崎の意思を尊重する考えを明かした。

 もちろん、ストイコビッチ前監督が「キャプテンは死ぬまで楢崎」と宣言していた守護神の14年目に不満があるわけではない。西野監督はG大阪でもMF明神ら、ピッチ全体に声を掛けられるフィールドプレーヤーをキャプテン、もしくはゲームキャプテンとしてきた。グランパスでもその方針で、最有力候補は「善かれあしかれ、彼がリーダーとしてやっているチームだと思う」と評する闘莉王だ。

 闘莉王は意気に感じるタイプ。キャプテンマークを巻くことで、これまで以上に責任感も増し、力が引き出されると見られる。もちろんピッチ内外で若手の模範となる行動を求められ、チーム全体の雰囲気が引き締まる効果も期待できる。楢崎に続いて面談を受けた後、「監督のしたいチームになるようサポートする」と宣言しており、主将就任もやぶさかではないようだ。

 「最終的には24日に発表しようかな」とチーム始動日のミーティングで発表する予定。ただ、名将の胸の内は、すでに固まっているかのようだった。

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