全日本で電流爆破シングル戦じゃ!大仁田がカシンに提案

 「プロレス・K-DOJO」(9日、Blue Field)

 渕正信とアジアタッグ王座を保持する大仁田厚が、因縁浅からぬケンドー・カシンに全日本プロレスでの電流爆破シングルマッチを提案した。

 大仁田はこの日、K-DOJOの千葉大会に出場。「稲松三郎引退ロード」で、戸井克成と組み、TAKAみちのく、稲松と電流爆破バットタッグデスマッチで激突した。この一戦は2月5日に引退する稲松が「大仁田選手と対戦したい」と要望し、大仁田が快諾して実現したもの。

 爆破バットは3本設置され、1発目は大仁田が、2発目はTAKAが被爆。その後、一進一退の攻防が続き、大仁田の毒霧が戸井を誤爆。視界を奪われた戸井めがけて、稲松が渾身(こんしん)の爆破バット攻撃をたたき込み、3カウントを奪取。見事、自身の勝利で「引退ロード」に花を添えた。

 試合後、大仁田は「負けたけど,しょうがない。最後は入魂の一撃だった。今日は三郎の気合勝ち」と、初の爆破マッチながら、勇猛果敢に闘った稲松をたたえた。

 さらに、3日の全日本・後楽園ホール大会で、「次はオレが(井上)雅央と組んで、アジアタッグに挑戦する」とアピールしたカシンに対して言及。「カシンよ、そんなにオレとやりたいなら、全日本のリングでオマエを爆破させてやる。パートナーの渕さんの(爆破マッチをやる)決断が遅れれば、カシンとシングルでやってやる。渕さんは特別レフェリーをやればいい。レフェリーとして見てから、爆破マッチをやるかどうか判断してくれ。若手の頃にはオレも渕さんも(ハル)薗田もレフェリーを経験してるからできるだろ。王道もすべてを飲み込むぐらいじゃないと…」と呼びかけた。

 大仁田は昨年8月26日のファイヤープロレス旗揚げ戦での有刺鉄線ボード8人タッグデスマッチでカシンと対戦。今月2日の後楽園ホールでの秋山準、井上組とのアジアタッグ初防衛戦では、秋山組の“人間凶器”としてカシンが投入され、両者の遺恨は深まった。

 果たして、大仁田の提案に対し、カシンと全日本がどのような反応を示すのか?

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