田口がドロー防衛の内容を反省「落ち込んでもいられない」二夜明け会見

 5度目の防衛に成功したWBA世界ライトフライ級王者、田口良一(ワタナベ)が2日、都内のジムで会見に応じ、引き分けに終わった内容を反省し、今後の飛躍を誓った。

 挑戦者の同級3位カルロス・カニサレス(ベネズエラ)は事前の情報と異なり徹底的なアウトボクシングを貫かれた。「想像していたのと違う展開になって苦しい試合だったけど、ポジティブに考えればいい経験になったと思う。ベルトが残っていることにホッとしている。反省しかないけど、落ち込んでもいられない」と話した。

 世界ライトフライ級はIBFには12月30日に八重樫東(大橋)が2度目の防衛に成功、WBOは12月31日に田中恒成(畑中)が新王者になった。さらにWBO世界ミニマム級王者の高山勝成(仲里)、日本・東洋ライトフライ級王者の拳四朗(BMB)も同王座を狙っている。

 「世界チャンピオンだけでなく、他にも強い選手がいるので意識はしている。やる機会があるのなら、ボクシング界を盛り上げるためにもぜひやりたい」と誰の挑戦でも受ける覚悟だ。

 また、王座返り咲きに失敗した同門の先輩、内山高志については「進退については自分もとても気になる。試合には勝っていたと思っているし、やめてほしくない」と気遣っていた。

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