井岡一翔、盤石の仕上がり「すべての部分で理想に近づきつつある」

スパーリングで相手のアゴをとらえる井岡一翔(右)=井岡ボクシングジム(撮影・田中太一)
3枚

 「ボクシング・WBA世界フライ級王座統一戦」(31日、島津アリーナ京都)

 ボクシング史上最速の世界3階級制覇王者でWBA世界フライ級王者・井岡一翔(27)=井岡=が24日、大阪市内で練習を公開した。6年連続の大みそか戦は暫定王者スタンプ・キャットニワット(18)=タイ=との団体内統一戦で4度目の防衛戦となる。

 6ラウンドのスパーリング。最後はジムの後輩、元日本スーパーフライ級王者の石田匠を相手に息を止めて、猛烈なボディーの連打でフィニッシュした。100ラウンド超、盤石の仕上がりでスパーを打ち上げた。

 「好調にきている。(今年は年間2試合で)練習期間があってベースの底上げができた。この試合に進化できた。すべての部分で理想に近づきつつある」と手応えは十分だ。

 挑戦者はタイ史上最年少17歳時に世界王座を奪取したホープ。自身も7試合目で世界王座を奪取したエリートだけに、通ずる部分も感じる。

 「経験の浅いところから自分も(王者として)やってきたから、経験の差とは言いたくない。ただ相手と自分とは見据えているステージが違う。そこをしっかり見せたい。僕もまだまだ勢いがある。負ける要素はない」と必勝を宣言した。

 2戦連続11回KO勝利と、倒しきるボクシングは身についている。「『さすがやな』と言われるボクシングをしたい。KOで勝ちます」と3連続KO宣言した。

 クリスマスイブながら、追い込む時期ゆえ、婚約者の歌手・谷村奈南(29)とは会う暇はない。「移動もジムと家の往復だけ。毎年そうですが、クリスマスが来ると、試合に向け、この時期が来たなと思うくらい。(欲しいプレゼントは)自分で勝ち取ってきた。(サンタには)このまま最高の仕上がりで行けるよう、見守ってもらえたら、と思う」と、笑った。谷村が試合に来場するかはスケジュール次第。「試合をしっかりやってからです」と、来年にも迎える結婚へ向けても、きっちり締める。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

ファイト最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(ファイト)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス