山本美憂、RENAに敗れる 絞め技に無念のタップ、息子に続けず

山本(左)に右ストレートを放つRENA=さいたまSA
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 「RIZIN」(25日、さいたまスーパーアリーナ)

 第12試合でレスリングの元世界女王・山本美憂(42)が、シュートボクシングのRENA(25)とのワンマッチに挑んだが、敗れた。1回終了間際にRENAが絞め技を繰り出し、山本がタップした。

 序盤はお互いがけん制しあい、間合いが開いたまま時間だけが経過していった。試合が動いたのは2分30秒ごろ。山本が片足タックルでテイクダウンし、グラウンドに持ち込んだ。一度立ち上がってからも再びタックルを決めるなど、山本ペースで試合が進むかに見えた。

 しかし、シュートボクサーのRENAが得意の打撃でペースをつかむ。パンチの連打を繰り出し、最後の絞め技につなげた。

 今大会では山本美憂の長男・アーセンが4試合前に出場し、才賀紀左衛門に判定勝ちしていたが、親子での勝利はならなかった。試合後はアーセンから「ママ、強かったよ。オレもそうだったから次は絶対勝てる」と励まされた。美憂は「悔しいです」と振り返り、「MMA(総合格闘技)の洗礼を受けました。負けて終わるわけにはいかない。火がつきました」と闘志を燃やした。

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