曙が格闘家に転向した把瑠都に助言

 「プロレス・全日本」(23日、後楽園ホール)

 全日本の3冠王者で元横綱の曙が23日、年末の格闘技イベント「RIZIN」に参戦する元大関把瑠都にエールを送った。自身も大相撲引退後に格闘家へ転向し、03年大みそかのボブ・サップ戦でデビューした曙は「無事でケガがないように」と後輩を気遣った。

 左膝の負傷で角界を去った把瑠都の復帰には「相撲はシーズンオフがないからケガが治らない。何年か休んで痛みが取れたら、まだ若いしやりたくなる。勝負したくないからやめたわけじゃない」と理解を示した。また、元大関からの転向に「相撲と同じだと思ったら痛い目に遭う。ルールも違うし、新弟子のつもりでやらないと」と助言した。

 曙はこの日、11・1弘前で挑戦を受ける秋山準と前哨対決。場外でのヨコヅナインパクトでKOし、防衛を確信していた。

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