石田、日本復帰戦で2回KO圧勝劇

 「ボクシング10回戦」(4日、IMPホール)

 3月に国内ライセンスを再交付された元WBA世界スーパーウエルター級暫定王者の石田順裕(37)が、3年8カ月ぶりとなる日本復帰戦をKOで飾った。「ぐっと来るものがあった。ただ、もっと(試合を)やりたかった」。喜びをかみしめる一方で、2ラウンドで終わった試合を物足りなさそうに振り返った。

 消化不良だったかもしれないが、圧勝劇は25日にプロデビュー戦を控える村田諒太(三迫)へのアピールになった。「村田君が次、誰とするのかという時に(自分以外)誰がいてますか?」。ともに世界レベルで戦ってきた者同士による対戦を熱望した。

 18日に38歳の誕生日を迎える。本石マネジャーは「家庭のこともあるし、(現役は)あと1年で3試合だと思っている」と明かした。次戦は年末に東京で行う予定で、村田陣営にもオファーを出す予定。「村田君がやってくれるなら一番にいきます」と話した。

 近大ボクシング部の先輩でタレントの赤井英和ら、日本のファンに健在ぶりをアピールした。「衰えは感じていない。もう1回、世界を目指して頑張りたい」。もう一度、頂点に登りつめる。

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