佐藤、減量も調整も順調「最高だな」

 「WBC世界Sフライ級タイトルマッチ」(8日、横浜文化体育館)

 王者・佐藤洋太(協栄)が3日、都内で初防衛戦へ向けた練習を公開し、減量が予想以上に進んだことが分かった。3ラウンドのスパーリング、サンドバッグ打ちなどを行い、54・4キロの体重を53キロに落とす想定だったが、終わってみれば52・4キロ。リミットの52・16キロが目前となっていた。

 減量の追い込みに入り、練習中は疲労の色を浮かべていたが、「いつもきついけど、今回はそれほど苦しんでいない」と順調ぶりをアピール。数字にも表れたことで、「最高だな。こんなにうれしいことはない」と、笑顔に変わっていた。

 前日、井岡一翔との世界ミニマム級王座統一戦で激闘を繰り広げた故郷・岩手の先輩、八重樫東に電話し「いつも通りやればいい」とアドバイスされた。試合では、佐藤のトランクスに書かれている「みちのく魂」の文字が両者のグローブにも入る。「八重樫‐井岡戦のような熱い戦いを繰り広げたい」と誓った。

 挑戦者シルベスター・ロペス(フィリピン)との試合展開は「ロペスのパワー対ボクのスピードになると思う。パンチをもらったら終わる。ディフェンスと集中力」と見立てた。最高のコンディションを整え、最強の相手を迎え撃つ。

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