レジェンド葛西、平昌の寒さは故郷・北海道の2倍「-30度に感じた」

 ノルディックスキー・ジャンプ男子の葛西紀明(45)=土屋ホーム=が11日、自身のブログを更新し、前日10日に行われた平昌五輪・ノーマルヒルでの“極寒”を振り返った。

 試合直後に「“こんなの中止でしょう”ってちょっと心の隅で文句いいながら寒さに耐えてました」と話していた葛西。この日のブログでも「気温は-15度前後でしょうか。NORIは下川町育ちなので、-15度くらいはへっちゃらなんですが、この-15度に強風が付くと-30度くらいに感じます。下川町ではあんなに寒い時に強風が吹く事あまりないと思うんだよね。味わったことのない寒さでした。そんな中でベストジャンプを出すのは容易ではなかったな」と、故郷の北海道・下川町を引き合いに、経験したことのないような寒さを表現した。

 10日のブログでも、旗手を務めた開会式で極寒対策にカイロ20個を貼りながらも、あまりの寒さに途中退席したことを明かしており、ほとほと平昌の寒さには悩まされているようだ。

 それでも21位に終わった自身のジャンプについては、「緊張はもちろんしてたんだけど、後々色々自分のジャンプを分析してみた結果、緊張での失敗ではなかったと思っています。今はソチの時のようなほぼ無の状態で何も考えないでも飛べる状態じゃないこと。W杯開幕からようやくここに来て試行錯誤して自分のジャンプが出来上がって来たこと。まだ大丈夫かな?と不安があるところからこういう大舞台では安定しないテイクオフになってしまっているみたい」と自己分析した。

 16日からのラージヒルに向けては、「アプローチのスピードも少しずつ出るようになって来てるし、パワーや方向性も良くなってる。得意なラージヒルでは不安の無い思い切ったジャンプが出来るような期待感が自分にはあります!気負わず伸び伸びとラージヒルは飛びたいと思います!」と、巻き返しを誓っていた。

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