渡部暁斗、故郷でのW杯で2連勝狙う「ここで勝って五輪でも金メダル」

 ノルディックスキー複合のワールドカップ(W杯)は3、4の両日に長野県白馬村で個人第14、15戦が行われる。1日は同村内のホテルに国内外の5選手が出席して記者会見が行われ、平昌五輪代表で金メダルの期待が懸かる地元出身の渡部暁斗(29)=北野建設=は「いいジャンプといいレースで2勝が目標。勢いをオリンピックにつなげられるような週末にしたい」と抱負を述べた。

 2003年以来となる白馬でのW杯開催ということで気合十分だ。「生まれ育った地元でできるのはほんとにうれしい。どういう選手に育ったか、というのを地元のみなさんに見ていただいて、楽しんでほしい」と笑みを浮かべた。

 柔らかな表情に自信がにじみ出た。直近のオーストリア大会で3連勝と勢いは本物。得意の飛躍が好調で、五輪の前哨戦では最高の流れをつくりたいところ。「一本一本を大切に飛びたい。クロスカントリーはテクニックの部分とペース配分に課題があったので、そこを確認したい」と弱点を封じ込めるつもりだ。

 2戦とも優勝すればW杯通算6勝となり、日本選手で最多の荻原健司に並ぶ。「ここをしっかり勝って、五輪でも金メダルを取りたい。僕の器が試されている」。世界の頂点がすぐそこにある。

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