U23手倉森監督「勝ちに行く」ガーナ戦

選手に指示を出すUー23日本代表・手倉森誠監督=ベストアメニティスタジアム(撮影・棚橋慶太)
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 リオデジャネイロ五輪に出場するサッカー男子のU-23代表が10日、熊本地震の慈善試合も兼ねた親善試合・ガーナ戦(11日、鳥栖ベストアメニティスタジアム)に向けて、試合会場で最終調整を行った。

 雨の中で戦術やセットプレーを確認。手倉森誠監督は「リオの本戦に向けての強化試合だが、ただの強化試合ではないと選手にも伝えた。リオで戦えるという可能性を示すことと。熊本地震で被害に遭われた方々に対して、われわれが希望とならないといけない」と意気込んだ。

 ガーナは国内でプレーする選手のみの構成だが、年齢制限のないフル代表。五輪本大会の初戦・ナイジェリア対策として行われる一戦に向けて、指揮官は「とにかく勝ちを目指した先に、やってみてわかることもある。ただ、しのぎ続けるサッカーでは、ホームの日本としてはダメ。(アフリカ勢の)身体的な特徴や、しなやかなプレーの中でも、相手の隙をついていきたい。勝ちに行く姿勢が、隙をつく勇気につながる」とプランを語った。

 また、練習前にはスタジアム内で募金活動も実施。手倉森監督以下、選手全員が立ち、雨の中でもスタジアムに駆けつけたファン約100人から義援金を募った。「東日本大震災の時が思い起こされるが、慣れてはいけないこと。悪天候の中でも、募金活動をやることを知った上で来てくれた方々に感謝したい」。ガーナ戦の試合前には、スタジアムで日本協会の岡田武史副会長や、熊本県PRキャラクターである「くまモン」も募金活動を行う予定となっている。

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