サッカー女子リオデジャネイロ五輪アジア最終予選(29日~3月9日、大阪市)の開幕を翌日に控えた28日、大阪府堺市内で出場6チームの各監督がそろって公式会見を行った。
現在、政治的対立が深まる韓国と北朝鮮は29日の初戦で激突するとあり、会見はピリピリムードが漂った。
韓国メディアから「両国がそろって五輪切符を獲得することが望まれるが、雰囲気は良くない中、どう戦うか」と際どい質問。北朝鮮のキム・グァンミン監督は「ともに能力を発揮できるように最善を尽くしましょう」と話し、韓国ユン・ドクヨは「対戦戦績は韓国が劣勢。ともにベストを尽くしましょう」と、かわした。
さらに「北朝鮮の指導者は女子サッカーに関心が深いが、何か激励の言葉はあったか」との質問も。これにはキム・グァンミン監督は右手で遮り、顔色を変え「試合以外の質問は答えない!」と声を荒げた。