INAC神戸、ホーム最終戦で快勝
「なでしこリーグ、INAC神戸3-0浦和」(3日、ノエビアスタジアム)
エキサイティングシリーズの優勝を逃したINAC神戸が、ホームで浦和と対戦。6試合ぶりの勝利をつかんだ。
長いトンネルからやっと抜け出した。開始早々、攻め立てるINAC神戸。前半2分に20歳のMF伊藤美紀が、9分に同じく20歳のFW増矢理花が得点し、一気にペースをつかんだ。前半終了間際には、伊藤のロングパスにFW高瀬愛実(24)が抜け出し、最後は走り込んだMF中島依美(25)が決めて3-0で前半を折り返した。後半はしっかり守り切り、完封した。
1カ月半近く勝ちがなく、MF澤穂希は「迷路に迷い込んだ感じ」とも話していた。10月31日には、ライバル・日テレが優勝を決めた。それでもホーム最終戦、今季徹底してきた球際の戦いと、切り替えの速さが光るサッカーを貫いた。「内容ももちろんだけど、勝てない間、みんながいろいろ考えて、答えを出せたことがよかった」と松田岳夫監督。やっとつかんだ白星だ。