なでしこを支えるイケメンコーチ

 ジャンプの見本を見せ、次の動きを指示するなでしこジャパン・広瀬統一フィジカルコーチ(中)=南長野運動公園総合球技場(撮影・西岡正)
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 なでしこジャパンは、連覇をかけて6月6日開幕の女子W杯カナダ大会に挑む。最年長の36歳・澤穂希ら前回世界一メンバーから17人が残り、平均年齢は前回の25・3歳から27・7歳に上がった。そんな選手たちのコンディション調整を一手に担うのが、広瀬統一(のりかず)フィジカルコーチだ。

 日本人離れした顔立ちに加え、188センチの長身。ひときわ目立つ存在の40歳は、28日の壮行試合イタリア戦(長野)でも、ウオーミングアップを行う選手たちを持ち前の明るさで、もり立てていた。

 なでしこジャパンではフィジカルコーチとして2008年からコーチを務め、前回のW杯優勝、ロンドン五輪準優勝に大きく貢献した。

 前所属の読売クラブでは、ベレーザに所属していた若き日の澤穂希を近くから見守ってきた。久しぶりに代表に復帰した現在の澤については「36歳になっても予測力を含む短い距離のスピードが衰えていないのが驚異的だ」と評価している。

 連覇を目指すチームは「攻守にアクションするサッカー」をテーマに掲げている。1カ月の長丁場でもあり、コンディション調整がカギを握るのは間違いない。

 「日本人の得意とするスピード、持続力、アジリティー(動きの切り替え)を前回よりもベースアップしなければならないので、バランス、フットワーク、瞬間的速さの追求などフィジカルの細かな部分をおろそかにしないようにトレーニングを心掛けています」

 イケメンコーチは、なでしこの凛(りん)とした強さを再び世界に示すつもりだ。(写真と文=デイリースポーツ・西岡正)

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