日本サッカー協会とJリーグが共催する八百長対策セミナーが7日、都内で開かれ、日本協会の原博実専務理事はプロ野球の野球賭博問題に触れ「もう一度、スポーツ界が襟を正さないと大変なことになる。サッカー界が先陣を切って取り組む」と不正撲滅への決意を述べた。
サッカーではインターネット賭博に絡んだ不正が世界的に深刻化しており、Jリーグも八百長監視システムを導入するなど対策を進める。Jリーグの村井満チェアマンはJ1などが約450の賭け屋で賭けの対象となる現状を示し「不正のリスクは野球の比ではない。サッカーで何かあればスポーツ界の根底を揺るがす問題になる」と語った。