五輪切符獲得へ秘策は“死んだふり作戦”!?16年リオデジャネイロ五輪出場を目指すサッカーU-22(22歳以下)日本代表のスタッフ会議が17日、東京・文京区のJFAハウスで行われ、来年1月の最終予選(カタール)に向けた強化日程について話し合われた。
同代表は12月のカタール事前合宿で2試合、1月の予選直前にも1試合、中東勢との強化試合を計画している。対戦相手は未定だが、手倉森誠監督(47)は「わざと負ける場合もある」と不敵に笑った。
指揮官の狙いは日本の手の内を隠すことにある。強化試合は中東勢に対する貴重な情報収集の機会となるが、その逆もしかり。相手にとっても日本の情報を得る場となる。その上、中東各国の間で日本の情報が共有される恐れもある。実際に最終予選の組み合わせ決定後、日本に対して強化試合のオファーが相当数あり、手倉森監督は「情報をやり取りするつもりで申し込んできている」と警戒心を強めた。
中東勢は9月下旬からU-23西アジア選手権(カタール)を初開催して、五輪世代の強化に本腰を入れている。手倉森監督は「五輪枠を総ざらいする狙いを感じる。まんまと罠に引っ掛かるわけにはいかない」と話し、「(強化試合で)勝って見せるのか、苦戦して見せるのか。俳優になれるヤツを使わないといけない」と冗談めかした。真意のほどは計り知れないが、6大会連続10度目の五輪出場へ、奇麗事だけでは通用しないという強い覚悟の表れだった。