U22無の境地で決定力不足解消へ

 16年リオデジャネイロ五輪を目指すサッカーU-22(22歳以下)日本代表候補が25日、京都市内で合宿3日目の練習を行った。午後には選手、スタッフが臨済宗妙心寺派大本山の妙心寺(同市右京区)で座禅体験を行った

 手倉森誠監督は「世界へ出た時、日本の文化を持って外へ出て行くといった覚悟が必要」と異例の“座禅トレ”の目的を語った。

 ゴールを決める秘けつについて日本代表ハリルホジッチ監督に尋ねた際、現役時代にFWだった代表指揮官は「無心だった。雑念はなく自然と体が動いた」と答えた。フランス1部リーグで2度の得点王に輝いたストライカーの言葉に着想を得て、座禅による『無の境地』を決定力不足解消の糸口とする。

 人生初となる座禅を終えた手倉森監督は「サッカーの道理、人としての道理ともっと向き合わないといけない。そのきっかけになると確信している」と手応えを口にした。

 合宿最終日の26日に行われるJ2京都との練習試合にはハリルホジッチ監督が視察に訪れる。東アジア杯の惨敗で「日本サッカーの危機」を声高に叫んだ代表指揮官に対して、手倉森監督は「日本サッカーの希望を示していく。思う存分、見せつけてほしい」と期待を込めた。古都のピッチに「心技体」の成長を描き出す。

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