「国際親善試合、日本4-0イラク」(11日、日産ス)
宇佐美貴史(G大阪)が初先発を果たし、1アシストをマークした。負けじと途中出場した若手攻撃陣では原口元気(ヘルタ)がミドルシュートを決め結果を残したが、武藤嘉紀(FC東京)、永井謙佑(名古屋)、大迫勇也(ケルン)はノーゴールに終わった。この点について、ハリルホジッチ監督と、この日、スタンド観戦したカズこと三浦知良(横浜FC)がくしくも同じ視点で問題を指摘した。
後半21分に本田、香川、宇佐美に替えて、永井、原口、武藤を投入。同28分には岡崎を大迫に交代させた。ただ、この途中出場組では原口が2本のシュートを放った以外では武藤の1本のみ。試合の大勢が決まっていたことも考慮すると、効果的に攻撃したとは言えなかった。
ハリルホジッチ監督は「全員が得点を取りたいと思いすぎていた。ポジションが良くなくて、効果的なポジションがとれなかった」と分析した。クロスが入ってもゴール前に飛び込む選手ばかりで、こぼれ球を狙ったり、逆サイドに回り込む選手がいなかったため、ボールが抜けてしまうシーンが見られた。
カズもスタンドから同じ思いで試合を見ていた。「全員が全員、取りたがっていた。意欲が強くなりすぎた」と指摘。原口のゴールで、よりその傾向が強くなったと見るカズは、「ああなるとなかなか取れない。でも、ゴールへの意欲は大事ですから」と選手達の心境を思いやった。
ハリルホジッチ監督も現役時代はフランスリーグの得点王を獲得した点取り屋。選手のアピールしたい欲求は誰よりも理解しているだろう。