スペイン スト突入なら26億円超損失

 法改正を巡りリーグ機構と選手会が対立、閉幕を待たずに終了する可能性さえあるスペインリーグのストライキ問題は、13日にスペイン最高裁判所が双方の主張をふまえ最終決定を出すことになった。同日のスペイン紙マルカ、アスなどが報じた。

 スペインリーグ機構(LFP)とスペイン選手会(AFE)は12日、調整のための話し合いの場を持ったが妥協点が見つからないまま終了。LFP側はストライキの違法性を、AFE側は改正された法律のもとでは事実上何の改善も認められないほか、1部と2部チームでのテレビ放映権料の分配比率の改善ができないことから「リーガ機構は話し合いの意思がない」と両者の態度は平行線をたどった。

 なおスペイン連盟のビジャール会長は調整の場に姿を表さず、同連盟からは法律の専門家が出席するにとどまった。LFPの試算によるとストライキ突入の場合は2000万ユーロ(約26億9000万円)の損失が見込まれるという。

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