八重樫 2-1判定、激闘初防衛!

4R、パンチを出す八重樫東。左はテクアペトラ=有明コロシアム(撮影・堀内翔)
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 「ボクシング・IBF世界ライトフライ級タイトルマッチ」(8日、有明コロシアム)

 ダブル世界戦「ボクシングフェス5・8」が有明コロシアムで開催され、ダブルメーンイベントのIBF世界ライトフライ級タイトルマッチでは、王者・八重樫東(33)=大橋=が2-1の判定で、同級11位のマルティン・テクアペトラ(26)=メキシコ=を下し、初防衛に成功した。

 昨年12月にハビエル・メンドサ(メキシコ)との打撃戦を制して3階級制覇を達成した“平成の激闘王”八重樫の初防衛戦。初回はフットワークを使いながらカウンターを取っていたが、2回から打ち合う場面が増える。3回も流れの悪い八重樫は強引に接近してボディーを狙う。被弾を恐れない両者はその後も激しくパンチを交換。11回には一歩も退かぬ打撃戦を展開して会場を沸かせた。

 両者ダウンのないまま、最後は火の出るような打ち合いの中、ゴングとなった。スコアは115-113で1人がテクアペトラ。残る2人が115-113、116-113で八重樫を支持した。

 大きく顔を腫らした王者は「すいません。やっぱり僕はこういう戦い方しか見せられない。最初はいいところを見せようとしたけど、ダメでした。すみません」とリング上で頭を下げた。

 さらには「次に出てくるモンスターがいるので、ボクシングの本当のすごさをお見せできると思います」と、メーンに登場するWBO世界スーパーフライ級王者・井上尚弥(大橋)に主役を任せたかのような発言。謙虚な王者は、3人の子どもをリングに上げて喜びを分かち合った。

 八重樫の通算戦績は29戦24勝(12KO)5敗。テクアペトラは28戦23勝(15KO)5敗。

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