山本隆寛 2回TKOで東洋王座初防衛

 「ボクシング・東洋太平洋バンタム級タイトルマッチ」(31日、エディオンアリーナ大阪)

 王者・山本隆寛(25)=井岡が2回1分6秒TKOで、同級14位のストロング小林佑樹(24)=六島=に圧勝し、初防衛に成功した。

 開始とともに小林が果敢に出てくるが、初回中盤に山本が左フックを的確に打ち込み、先制のダウンを奪う。直後に左フックでダウンを追加。ここでは挑戦者がゴングに救われたが、2回に入っても山本の勢いは止まらず、右ストレートで早々に倒す。再開後、連打でこの試合4度目のダウンを奪って試合を決めた。

 今年4月に同王座の決定戦で川口裕(グリーンツダ)に判定惜敗。8月に再戦にこぎつけ、ダウンの応酬の末に7回TKOで雪辱を果たし、初のタイトルを獲得した。「ストロング小林選手も気持ちのある、出てくる強い選手だったんですけど、僕の方がストロングでした。目標は世界チャンピオン。来年は世界に行けるように頑張ります」と力強く宣言した。

 山本の戦績は21戦17勝(14KO)4敗。小林は14戦9勝(5KO)5敗。

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