元世界王者・宮崎亮 3回KO勝ち

3回、宮崎亮(右)はトンチャレック・チャイヨンジムにパンチを決める
3枚

 「ボクシング・8回戦」(31日、エディオンアリーナ大阪)

 ダブル世界戦のアンダーカードで、元WBA世界ミニマム級王者の宮崎亮(27)=井岡=が世界前哨戦に臨み、トンチャイレック・チャイヨンジム(タイ)に3回2分19秒KO勝ちした。

 4月以来、8カ月ぶりの試合となる宮崎は「久しぶりやったし、感じがおかしかった」と、立ち上がりこそ動きが重かったが、2回後半から攻勢を強め、3回開始直後に右ストレートで先制のダウンを奪う。再開後には左ボディーから顔面への左フックで2度目のダウンを奪い、テンカウントを聞かせた。

 宮崎は2012年大みそかに決定戦でポンサワン・ポープラムック(タイ)に判定勝ちしてWBA世界ミニマム級王座を獲得。2度の防衛後、2階級制覇を狙って王座を返上したが、13年大みそかに行った世界前哨戦で減量に失敗。体調不良のままリングに上がりファーラン・サックリン・ジュニア(タイ)に3回KOで敗れ、初黒星を喫した。14年9月に再起して、これで4連勝となった。

 主要4団体すべてで世界ランク入りし、照準は2階級制覇に向いている。現在、ライトフライ級は田口良一(WBA)、木村悠(WBC)、八重樫東(IBF)と日本選手が3団体の王座に君臨する。「八重樫さんが勝ってくれてうれしかった。ずっとやりたいと言ってきた。(自分と同じ)気持ちで戦う選手なので」。今月29日に激闘の末、IBF世界ライトフライ級王座を奪取した八重樫への挑戦を熱望した。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

ファイト最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(ファイト)

    写真

    話題の写真ランキング

    リアルタイムランキング

    注目トピックス