元王者・多田悦子が再起戦にKO勝利

 「ボクシング8回戦(48キロ契約)」(5日、大阪府立体育会館第2競技場)

 元WBA女子世界ミニフライ級王者・多田悦子(33)=真正=がチャマンゴーン・シットサイトーン(タイ)を6回1分00秒、KOで下し再起戦に勝利した。

 4回に左ボディー一発でリングにひざまずかせると、5回にも2度のダウンを奪った。それでも立ち上がる相手に6回、右カウンター一発を顔に打ち込みトドメを刺した。

 昨年11月、敵地メキシコでWBA女子世界ミニマム級王者・アナベル・オルティスと再戦したが、1-2の判定負け。王座返り咲きを逃した。

 日本女子ボクシング界を引っ張ってきた多田は国内、国外を問わずビッグマッチを熱望。「アトム級からライトフライ級まで3階級に渡り、半分以上の王者にオファーをかけています。王者と思うなら対戦を断らず、自分と戦ってください。自分は勝つ自信がある」と訴えた。

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