元世界王者・多田悦子 日本人対決熱望

 ボクシングの元WBA女子世界ミニマム級王者・多田悦子(33)=真正=は13日、大阪市内のグリーンツダジムで会見し「オファーをかけたけどみんな断られた。日本の選手の皆さん、オファーを断らないで」と訴えた。

 昨年11月にメキシコで同級王者・アナベル・オルティス(メキシコ)に挑戦したが判定1-2で惜敗し世界王座返り咲きはならず。再起戦となる次戦は4月5日、大阪市ボディメーカーコロシアムで外国人を相手に行うことを発表した。

 1試合を挟んだ後は、日本選手同士の決着戦を熱望。「ここからは濃厚な試合にしていきたい。名前のある選手とやりたい」とキッパリ。男女を通じ国内最多の14度世界王座を防衛するWBC女子世界アトム級王者・小関桃(32)=青木、WBA女子世界ライトミニマム級王者・宮尾綾香(31)=大橋=の名前を挙げ、挑戦状をたたき付けた。

 「女子ボクシングがなめられたくない。競技人数に対し、チャンピオンが多すぎる。統一戦など、内容ある試合をしていかないと。名のある、やりたい人の名前をあえて出していくことにした」と力説。苦杯をなめたオルティスは次戦、4月29日、好川菜々(36)=堺東ミツキ=の挑戦を受ける。「菜々ちゃんが獲ったら私とやって下さい」と懇願した。

 会見には昨年12月に王座陥落した元WBC女子世界フライ級王者・真道ゴー(27)=グリーンツダ=も出席。同興行では多田とともに再起戦を行うことが決定。「2人で盛り上げていきたいし、もう1度世界王者になる」と気合十分に話した。

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