河野、初防衛へ 150Rスパー消化
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「WBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ」(31日、大田区総合体育館)
初防衛戦に臨む王者の河野公平(34)=ワタナベ=が24日、東京・五反田のワタナベジムで練習を公開した。
3月にベルトを奪取してから試合間隔が空いたが、「気持ちを途切れさせず常に高いモチベーションを保ってきた。早く試合がしたいし、チャンスがあればKOを狙っていく」と力強く勝利を宣言した。
挑戦者の同級5位ノルベルト・ヒメネス(ドミニカ共和国)は技巧派のボクサー。河野を指導する高橋智明トレーナーは、「けっこう前に出てくるタイプ。カウンターをうまく合わせれば倒せると思う」と分析。すでに約150ラウンドのスパーリングを消化して調整に抜かりはない。
この日はシャドー、ミット打ちに加えて、仮想ヒメネスに扮した高橋トレーナーとのマスボクシングで軽快な動きを披露した。
12年大みそかに初めて世界タイトルを奪取しながら、翌年5月の初防衛戦では僅差の判定負けに泣いた。それだけに今回の試合にかける思いは強い。「少しでも長くチャンピオンでいたい。絶対に防衛する」と決意を表明した。