サイ・ヤング賞アストロズのカイケルら
米大リーグで最も優れた投手に贈られるサイ・ヤング賞が18日(日本時間19日)、発表され、アメリカン・リーグはアストロズのダラス・カイケル投手(27)が、ナショナル・リーグはカブスのジェイク・アリエッタ投手(29)が初めて選出された。
メジャー4年目のカイケルはリーグ最多の20勝(8敗)を挙げ、防御率2・48をマークした。投球回数もリーグ最多の232イニングでチームの10年ぶりプレーオフ進出に大きく貢献。ワイルドカード・シリーズではヤンキースの田中に投げ勝った。
メジャー6年目のアリエッタは両リーグ最多の22勝(6敗)を挙げ、防御率は1・77。リーグ最多タイの4完投で229イニングを投げた。勝負どころのシーズン終盤12試合の成績は11勝無敗、防御率0・41と圧倒的な投球内容でチームを7年ぶりのプレーオフに導いた。
サイ・ヤング賞は全米野球記者協会(BBWAA)の会員が5名連記で投票。各リーグとも満票は30で1位7点、2位4点、3位3点、4位2点、5位1点の合計で決定される。
ア・リーグのカイケルは1位票22の186点。タイガースとブルージェイズでプレーしたプライスは1位票8の143点で2位だった。以下、アスレチックスのグレー(82点)、ホワイトソックスのセール(30点)、レイズのアーチャー(29点)が続いた。
ナ・リーグのアリエッタは1位票17の169点で2位以下はドジャース・グリンキー(147点)、ドジャース・カーショー(101点)、パイレーツ・コール(40点)、ナショナルズ・シャーザー(32点)だった。