イチロー、今季初1番で圧巻パフォ

 「フィリーズ6-2マーリンズ」(3日、マイアミ)

 マーリンズのイチロー外野手(41)が「1番・左翼」で出場し、3打数1安打1四球、2盗塁、1得点だった。この日休養を与えられたゴードンの代役として今季初めて1番で起用され、4戦連続安打。打率を・269とした。試合は終盤に競り負け、連勝は「4」で止まった。

 フィールドを支配した。今季25試合目で初めて任されたリードオフマンの仕事。初回、フルカウントから外角球をしっかり見極めて四球を選んだイチローが果敢に攻めた。次打者の3球目にシーズン初盗塁となる二盗を決めると、7球目には三盗にも成功。1死から主砲スタントンの右犠飛であっさり先制のホームを踏んだ。

 圧巻のパフォーマンスに、ベンチは大盛り上がりだ。生還すると仲間たちから笑顔で迎えられた。その中には前日まで全24試合に先発し、打率・440と絶好調のゴードンもいた。

 「今日はディー(ゴードンの名)が休みだから、(自分がベンチに)帰ってきてディーが楽しい感じになったらいいなあと思って。そういう捉え方をすれば、(初回のプレーは)一番いい形だったよね」

 前夜は3安打2盗塁3得点と大活躍のゴードンは、イチローを見るなり、参りました!と言わんばかりに両手を挙げて腰を折ってひれ伏すポーズを繰り返した。「みんなが(自分を)いじれる状態にできたら一番いい。そういう意味では理想的だよね」とイチロー。ゴードンのリアクションには「思った通りだよね。(ゴードンは)そういうこと(こちらの気持ち)もよく分かってる。楽しいよね」と笑顔で言った。

 三回の打席では追い込まれながらファウルで粘って遊撃内野安打。二盗には失敗したが、連続試合安打を「4」に伸ばした。

 1点を争う展開。しかし、終盤に投手陣が崩れた上に内野手の失策も絡んで突き放された。チームの連勝は止まり、再び、借金生活に入った。試合前から打撃好調のゴードンとプラドを休ませたことが話題になったが、イチローは「今日で言えば、大事なのは守備。守備の大切さがこの1試合だけでよく分かる」と冷静に振り返った。

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