母は９５年最優秀３歳牝馬のビワハイジ、Ｇ１・６勝のブエナビスタを筆頭に数多くの重賞ウイナーをきょうだいに持つエルプシャフト（牡３歳、栗東・角居勝彦厩舎）が、９日の阪神４Ｒ未勝利戦でデビュー。１番人気に応え、初陣を白星で飾った。

　中団を追走し、４角で一気に進出、ゴール前は手綱を押さえるほどの楽勝劇に、ミルコ・デムーロ騎手は「頑張った。追い切りの時から良かったからね。賢い馬だし、いつも一生懸命走る」と素質を高く評価。超良血馬の初陣Ｖに「中途半端には（レースに）出せないなと。ホッとしました」と角居勝彦調教師は安堵（あんど）の表情を浮かべた。今後については状態を見ながら決められる。