高額出張費問題および公用車問題に端を発し、政治資金の私的流用疑惑が噴出している東京都の舛添要一知事に対する、東京都議会の集中審議（総務委員会）が１３日午後に開かれた。

　曽根はじめ都議（共産党）は、舛添氏が毎年のように１万円以上する政治資金規制法の解説本を購入していることを暴露した。

　舛添氏は集中審議で、収支報告書の記載や領収証の処理に問題が多いことを追及されると、「ミスがあった」「是正し、２度とこのようなことがないようにしたい」などと謝罪した。

　しかし曽根都議は「基本中の基本ですよ！あなた毎年のように規制法の解説書を買ってますよね？５冊くらい、１万円以上する分厚い本を買ってますよね。報告書にも出てくるじゃないですか」。なにかと「せこい」と揶揄されている舛添氏が、政治資金規正法の“勉強”には高額を投資していたことを皮肉った。

　また舛添氏が、政治資金の処理を会計担当者らに任せていたとしていることに、曽根都議は「あなたの性格からして、ご自分でチェックしないわけがない」と指摘した。