清原被告初公判20席に3769人

 覚せい剤取締法違反の罪で起訴された元プロ野球選手、清原和博被告(48)の初公判が、17日午後1時30分から東京地裁で開かれる。20席が用意された傍聴席を希望した3769人に抽選用の整理券が配布された。倍率は188・45倍だった。午前11時の締め切り直前には傍聴希望者の列が約1・5キロに達したが、09年に女優・酒井法子の初公判で集まった6615人よりは少なく、14年に開かれた「CHAGE and ASKA」ASKA(本名・宮崎重明)の初公判での2646人は上回った。

 午前9時30分ごろに東京地裁に近い日比谷公園で傍聴整理券の配布が始まり、約350人が列をつくった。一番乗りはさいたま市から来たという男性で、午前3時30分ごろに現地入りしたという。この時点では雨が降っていたこともあり、長い列はできなかった。

 整理券の受付は午前11時に締め切られたが、締め切り時刻が近づくにつれ列が伸びた。11時前の時点では約1・5キロの長さに達した。締め切り後も、整理券となるリストバンドの受け取り待ちをする列が残っていた。

 日比谷公園での傍聴整理券配布は、1996年オウム真理教の麻原彰晃こと松本智津夫死刑囚、2009年の女優・酒井法子、2014年のASKAなど。注目度が高い裁判では傍聴券を求める人が殺到するため、日比谷公園が使用されることが多い。

 これまでの最高人数は松本死刑囚の1万2292人で倍率は256倍。史上2位は酒井の初公判で6615人。倍率は松本死刑囚を上回る約330倍だった。ASKAの初公判には2646人が集まり、倍率は126倍(21席)だった。

 初公判では清原被告への被告人質問が行われるほか、親交が深い野球評論家の佐々木主浩氏(48)が弁護側の情状証人として出廷する。

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