「ミキ」が優勝…NHK上方漫才コンテスト
結成10年未満(ピン芸人は芸歴10年未満)の芸人で争われる「第46回NHK上方漫才コンテスト」本選が26日、大阪市内で行われ、6組の中から兄弟漫才コンビのミキが優勝した。
A、Bグループそれぞれ3組ずつの1回戦から勝ち上がった決勝戦では、ミキとトットが対戦。関西地区の生放送による視聴者投票を含め、ゲスト審査員の西川きよしらによる投票で勝者が決定した。
トロフィーを受け取ると、弟の亜生(27)は「優勝とかしたことがなかったので、お兄ちゃんに優勝させてあげられてよかった」とうれし泣きした。
兄の昴生(29)は「関西の賞レースを全部取るという目標に一歩近づいた。自信に変わってきた」とガッツポーズ。しかし「母に『こういうときに泣くのは恥ずかしい』と言われていたので、早急に謝らなくては」と、涙の弟をたしなめた。
コンビは2012年結成だが、昴生は以前、2年間だけ別のコンビを組んでいた。しかしうまくいかずにコンビを解消。「漫才をやめていた時に亜生から『兄弟でコンビを組もう』と提案された」と振り返る。
亜生は「ぼろぼろだった兄を助けました」と得意げ。「ここからミキ旋風が始まります」と勢いよく宣言した。しかし昴生は「自分で言うな」と冷静にツッコミを入れていた。
