女優の市原悦子（７９）、浅野温子（５４）、歌手の西城秀樹（６０）が３日、東京・渋谷で朗読劇「キミに贈る物語～観て聴いて・心に感じるお話集」（３日～６日・Ｂｕｎｋａｍｕｒａシアターコクーン）の公開リハーサルを行った。

　１１月１２日の制作発表会見では、風邪のため会場に来られず、電話で参加した市原も元気な姿で登場。リハーサルでは風邪の影響を感じさせない艶（つや）やかな歌声を披露し、「（風邪の影響は）ないです。すっかりよくなった」と元気いっぱいで語った。

　市原は今回の舞台で朗読と歌を披露する「歌語り」を行うが、“聞き所”について聞かれると「ないわね」と仰天コメントし、横にいた西城も、浅野も笑いながら思わずのけぞった。

　だが、続けて「（今回の舞台は）バラエティーに富んでいて、（出演する）皆さんが得意なものをやって、それが連なっていくの。（観客の）皆さん、興味があるところが違うと思う。自分は何を見に来たんだっけ？と、てんてこ舞いになると思う。それもいいんじゃないかしら」と独特の“市原節”で解説。

　市原自身も歌に挑戦することもあり「歌は素人ですが、どんな風になるか冒険でいろいろやってみる」と意欲を見せていた。