奥田瑛二 大胆濡れ場で究極のエロス

舞台あいさつをした(左から)土居志央梨、村上由規乃、奥田瑛二、不二子、高橋伴明監督=東京・池袋
完成披露試写会で舞台あいさつを行った(左から)土居志央梨、村上由規乃、奥田瑛二、不二子、高橋伴明監督=東京・池袋
舞台あいさつを行った奥田瑛二=東京・池袋
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 俳優・奥田瑛二(65)が25日、東京・池袋で行われた主演映画「赤い玉、」(9月12日公開)の完成披露試写会で舞台あいさつを、高橋伴明監督(66)、女優の不二子(35)、村上由規乃(21)、土居志央梨(23)とともに行った。

 人生の半分を過ぎた男が直面する愛と性、老いを描く作品で、大胆なエロスの表現もふんだん。モントリオール世界映画祭のワールドグレイツ部門に正式出品されており、高橋監督は28日に現地に向かう。

 「こんなじいさんでも頑張ってここまで表現するってことを見せたくて作った」と高橋監督。常々「日本映画にはエロチシズムがない」と憂いており、高橋監督と「思いは一つ」と共鳴したそう。「同い年としては、じいさんが脱ぐしかないと(思った)」と奮起し、体当たり熱演した。

 不二子は「奥田さんは開けっぴろげなので、ベッドシーンでカットがかかると、20歳そこそこのかわいらしい女の子が(隠すために)バサッとバスタオルを投げかけていた」と奥田の脱ぎっぷりを明かした。

 奥田は「団塊の世代の皆さん、(同映画を)見なさい。逃げてる場合じゃないぞ。オスとは何だってことを考えれば、メスがもっと見えてくるかもしれない」とエロスを忘れた同世代男性に喝を入れた。

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