奥田瑛二 主演映画でエロス復活掲げる

大学生向けにトークイベントを行った(前列左から)高橋伴明監督、奥田瑛二、山田五郎=東京・目白大学
トークイベントを行った奥田瑛二=東京・目白大学
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 俳優・奥田瑛二(65)が主演映画「赤い玉、」(9月12日公開)の大学生向けトークイベント「オスになれよ」を高橋伴明監督(66)、タレントの山田五郎(56)と東京・目白大学で行った。

 奥田はこの映画で愛人がいながら女子高生に執着する、大学で教べんをとる映画監督を演じている。実際に京都造形大で教えている高橋監督は「(主人公の)3分の1くらいは自分。半分は奥田そのもの」と解説した。

 若者の草食化を嘆く奥田は「俺たちの世界がエロスを復活させないと、これからの若い世代はどうしようもない」と映画を作った理由を説明。キャスト、スタッフに学生を起用した高橋監督は「学生が作った映画を8年間見てきて、性表現からすごく逃げているという気がしていた。性表現の場に連れて行きたいという思いが強かった」と、実際に教育現場で接した若者の草食化を証言した。

 奥田は集まった学生に「枯れることを拒絶した男が僕の理想。死ぬ時が本当に枯れる時。そうでないと俳優も監督もやってられない」「生きるってことは全て摩擦で成り立っている。いい摩擦をたくさん持つと、すてきな人になると思っている。摩擦のチャンスはいっぱいある。果敢に大海に飛び込んでいくことを拒否すると、生きていく上でとても社会の風に対抗できない」と、訓を垂れた。

 なお、「赤い玉、」は性的能力が枯渇した時に男性器の先から出るとされる。作家の故吉行淳之介さんの著作で知られる都市伝説で、奥田は「僕も赤い玉はまだ出ていないんで」と“現役”ぶりをアピールしていた。

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