又吉「火花」止まらぬ勢いで229万部
文藝春秋は10日、芥川賞を受賞したお笑い芸人の又吉直樹(35)による小説「火花」を20万部増刷すると発表した。累計発行部数は229万部となった。同社は4日に発行部数が209万部に達したことを発表したばかり。
同書は重刷が続いており、これで19刷。7月30日には累計部数169万部を発表しており、2週間弱で60万部の増刷が決まった。
また、芥川賞受賞作の「火花」、羽田圭介氏「スクラップ・アンド・ビルド」が掲載された「文藝春秋」9月特別号(8月7日発売)の発行部数が100万部を超え、105万3000部となることも発表した。
「文藝春秋」の過去最高部数は、「蹴りたい背中」(綿矢りさ)、「蛇にピアス」(金原ひとみ)を掲載した平成16年3月号の118万5000部。今回増刷を決めた9月号は、「昭和天皇独白録」を掲載した平成2年12月号の105万部を抜いて歴代第2位となった。
