アニメ「ドラゴンボール」シリーズの人気悪役・フリーザの声を担当する声優・中尾隆聖が１９日、大阪市内で公開中の劇場版最新作「ドラゴンボールＺ　復活の『Ｆ』」の舞台あいさつを行った。

　フリーザの着ぐるみとともに登場した中尾は「フッフッフフフッ…ホォホッホッホ！夢にまでみた瞬間がやってきました」と、おなじみの上から目線の高笑いであいさつ。シリーズ初の“悪役単独”での舞台あいさつだったが、劇場にはフリーザのコスチューム姿のファンも駆けつけた。

　中尾は１７年ぶりに劇場版が公開された２年前は「予告編ではしゃべらせてもらいましたが、（本編では）お前は出ない、と言われて。さみしい思いをしましたが、今回はタイトルまでつけていただいた」とメーンキャラとして登場する今作公開を喜んだ。

　役に入り込む主人公・孫悟空役の声優・野沢雅子から「本当、アンタ嫌い」と言われたことを明かし「悪役としては最高のほめ言葉です」と語っていた。

　フリーザはシリーズの中で最も凶悪な悪役だが、ファンの人気は高く、３月に滋賀県で行われたフリーザの着ぐるみによる握手会には２０００人が集まり話題となっていた。