号泣元県議 県議会聴取の一問一答(1)
兵庫県の野々村竜太郎議員が政務活動費で不自然な支出をしていた問題で、県議会事務局が9、11日に野々村氏を事情聴取した。デイリースポーツはその詳細を入手。やりとりを詳報する。
◆カラ出張疑惑について◆
‐195回の出張は事実なのか
「間違いない。事務局による中間点検には応じず自分の思いだけで書いた部分もあり、勘違いしている可能性もある。実績に基づいているつもりだ」
‐城崎と佐用に1日おきに1週間続けて出張しているが事実か
「間違いなく行った」
‐9月2日は大雨が降り、特急が夕方まで運休し日帰りは事実上不可能だったと報道されている。この日に城崎に行ったのは事実か
「収支報告書は特定の時期に集中して作成したので勘違いや転記ミスによるご報告も十分に考えられる。記憶に基づいて報告書を作成しているが、自分で作成しておきながら、なぜそうなったのかは分からない」
‐日誌のような記録になるものはものはないのか。
「全く無い。場所と金額を紙切れに書いた記憶はあるが、記憶が違っていることもありう報告書のとおりではなかったかもしれない。説明できない」
‐すべてとは言わない。何日かぶんでも説明できる客観的に検証する資料はないか
「全く何もない」
‐平成25年度は出張先が4カ所に集中しているが、理由は。特定の人物がいるのか。いるならその人物の名を明らかにはできないか。
「(特定の人物がいるか、との問いには)そうである。ただ、人物特定につながることは一切明らかにしない」
‐教示してもらった内容は控えているのではないか
「本来記録を作るべきところを怠っていた。教えてもらうだけではなく、こちらの意見を言うなどやりとりしているという意味で政策の教示を受け意見交換している」
‐人物は城崎温泉で1人、佐用で1人ということか。
「言えない」
‐行き先はなぜ城崎、佐用、博多、東京なのか。今もその人物と連絡を取っているのか。名乗っていただくことはできないのか
「今回のことがあり絶交するとの連絡が来た。絶交された上に秘密にするという約束まで破るわけにはいかない」
‐絶交したのであれば、その連絡が来た時のメールを、アドレスや発信人はふせて本文だけでも見れないか
「できない」
