西田ひかる、号泣の地元県議にあきれ顔

 兵庫県議会議員の野々村竜太郎氏(47)=無所属、西宮市選出=が領収書のない日帰り出張を195回繰り返し、前代未聞の号泣会見を開いたことを受け、兵庫県西宮市民で女優の西田ひかる(41)が2日、読売テレビのニュース番組「かんさい情報ネットten」に出演し、「こんな人が…」と地元から選ばれた政治家の資質に疑問符を投げかけた。

 野々村県議は2013年度に県内の有名温泉地である城崎温泉など、計195回も日帰りで訪れ政務活動費から300万円を支出していた問題で1日に会見。冒頭、報道陣に「何とぞ平常心をもって質問をしていただきますようにお願い申し上げます」と要求していたが、時間が進むと自身が平常心を失い、「もう一生懸命、少子化問題、高齢、ぐあーっ!」と言葉にならない調子でわめいた。

 野々村氏が絶叫して泣き叫ぶ様子が映し出される中、西田はあきれたように首をひねった。MCの清水健キャスターから「西田さん、西宮市民ですよね」とコメントを求められると西田は「ふってほしくないところでしたけど」と困り顔。

 続けて、「ちょっと心配ですね…カラ請求になるんでしょうか。カラ請求をあんなに重ねていて自分のポケットマネーになるわけですよね」と野々村氏がきちんと釈明できなかったことから疑惑を排除できていないことを指摘。

 さらに西田は「それもさておき、こういう人物が色んなことを決めていくとなると、大丈夫かな…」と最後は消え入りそうな声で地元から選ばれた野々村氏の政治家として資質に疑問符を投げかけた。共演したお笑いコンビ、ますだおかだの増田英彦も「何を言いたくて記者会見を開いたのか」と同調した。

 番組では野々村氏がマニフェストに「不正経理に対する追及」を掲げていることを指摘。清水キャスターがまたも、「西田さん」と西田にコメントを求めると「頭にはあったんですね。不正経理というテーマは…」と語った。

 西田は02年に結婚後、米国を経て西宮市に移住して8年。11年には同市観光大使に就任した。

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