桂米朝、妻・絹子さんと最後の別れ

 落語家・桂米朝(88)の妻で、27日に心不全のため亡くなった元女優の中川絹子さん=享年88=の葬儀・告別式が28日午前、兵庫県尼崎市内で営まれた。

 米朝をはじめ芸能関係者ら250人が参列。療養中の米朝は車いすで姿をみせ、喪主を務めた長男・桂米團治(55)ら家族と並んで気丈に振る舞い、参列者からの弔慰を受けた。出棺の際はさみしそうな表情で棺を見送り、56年連れ添い、米朝一門を支えた妻と最後の別れをした。

 喪主あいさつで米團治は「27人の内弟子を育て、60人を超える一門の母親でした。喧嘩早いところもありましたが、米朝の影となり、時に矢面にも立ちました」としのび「皆さんの心の中で、母が生き続けることを願います」と頭をさげた。

 式場では、かつて絹子さんが所属した大阪松竹少女歌劇団(現OSK日本歌劇団)の楽曲「桜咲く国」が流された。

 午後に大阪府岸和田市で予定されている、米團治や筆頭弟子の桂ざこば(66)らが出演する「桂米朝一門会」は予定通り上演される。

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