先輩女優の演技に能年玲奈「怖い!」
話題のNHK朝の連続テレビ小説「あまちゃん」が29、30日放送分で一つのヤマ場を迎えている。
主人公の母・天野春子役の小泉今日子と大女優・鈴鹿ひろ美役の薬師丸ひろ子、さらには芸能プロデューサー・太巻役の古田新が激突したのだ。
取り分け29日は鈴鹿ひろ美の行きつけの寿司屋を舞台に15分通しての長回しで、小泉と薬師丸が丁々発止のやり取りを繰り広げた。
目の前でその「対決」を演じられ、目を丸くしながら時折口を挟むだけの主人公あき役・能年玲奈は、自身のブログで「あまりの緊張で、一瞬記憶が飛びました。うああ」とその迫力を語った。
「あまちゃん」は宮藤官九郎の脚本が面白く、様々な仕掛けが差し挟まれていることでも評判に。この長回しシーン、能年が知り合いに教えられたところによると「御二方とも故相米慎二監督の作品に出演されていて、そのオマージュではないか」とのことだった。
薬師丸は「セーラー服と機関銃」「翔んだカップル」などに、小泉は「風花」に出演、いずれも相米監督独特の長回しを経験している。
2人の凄みある演技を目の前で見て「なが回し、怖い」と、また一つ勉強した能年玲奈だった。