渡辺謙「復興」の思い胸に吉田茂演じる

震災復興への思いを胸に演じた渡辺謙。右は松雪泰子
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 俳優の渡辺謙(52)が23日、都内で、NHKの主演ドラマ「負けて、勝つ~戦後を創った男・吉田茂~」(9月8日スタート、土曜、後9・00)のPR会見に、松雪泰子(39)ともに登場した。

 「戦争に負けて、外交で勝つ」の思いを胸に、総理大臣を務めた吉田茂を描いた作品。渡辺が吉田を、松雪が吉田を陰で支えた芸者出身の小りんを、それぞれ演じる。

 終戦直後を象徴するような、広大な焼け野原のシーンを、スタジオに組んだセットで撮影。渡辺は「昨年、大きな地震と津波を体験し、何もなくなった荒野を自分でも目にしたので、その感覚を生かし、戦後復興と同じように震災復興へ、このドラマが少しでもお役に立てれば」と“日本再生”への思いをリンクさせていた。

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