日本詰め甘く3連敗 2日にもリオ消滅

 「バレーボール男子・リオデジャネイロ五輪世界最終予選・第4日、日本-イラン」(1日、東京体育館)

 2大会ぶりの五輪出場を目指す世界ランク14位の日本は、同8位のイランに1-3で敗れた。日本は3連敗で1勝3敗となり、勝ち点は3のままで7位に低迷。2日のオーストラリア戦に敗れれば、他国の結果次第でリオ五輪切符獲得の可能性が消滅する崖っぷちに追い込まれた。

 チーム2位の18得点をマークしたエースの石川祐希(20)=中大=は「取らないといけないところで取り切れなかった。実力がなかった」と、唇をかんだ。高さとパワーで勝るイランに、日本は石川、清水を中心とした攻めで食い下がった。スパイクの打ち合いでは互角以上に渡り合ったが、差が出たのはブロックとサーブ。ブロックはイランの16本に対し、日本はわずか4本。サービスエースの本数もイランの5本に対して、日本は清水の2本だけだった。

 南部監督は「悪い内容ではなかったが、勝敗を分けたのは自分たちのミス。わずかな差だった」と、悔やんだ。試合後は選手たちを集めて約10分間の緊急ミーティングを行った。五輪へは残り3戦全勝が絶対条件。セッターの深津は「本当に光は遠くなったが、まだ見えている。それを何とか掴みとれるように全員で戦いたい」と、必死に前を向いた。

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