ドラフト候補の明石商・山崎2安打完封

市川打線を無四球で2安打完封した明石商・山崎=明石トーカロ
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 「春季高校野球兵庫大会・準々決勝、明石商5-0市川」(1日、明石トーカロ)

 今秋ドラフト候補の明石商・山崎伊織投手(3年)が、市川打線をわずか2安打に抑え無四球完封。昨秋に続く2季連続優勝へベスト4に進出した。

 「立ち上がりは制球を重視して、打たせていこうと思った」と山崎。意識的に力を抑え、丁寧にボールを低めへ集めた。3回戦の神港学園戦では最速148キロを計測したが、この日はMAX143キロで確実にアウトを積み重ねていった。

 四回に「フルカウントになって力んでしまったところが反省」と1死から連打を浴びたが、許したヒットはこの2本。9回を打者28人で投げ抜いた。「これだけ投げると思わなかった。計算外です」と狭間監督。エース・吉高に次ぐ控え投手の育成をテーマとしているだけに、右腕の成長はチームにとっても大きい。

 ネット裏には阪神、広島など4球団のスカウトが視察した。まだ直球の球速にバラツキはあるものの、ポテンシャルは高い。夏に向け「まだ9回投げるのはしんどいので、もっと体力をつけたい」と力を込めた山崎。「今は投げるのが楽しい。抑えるのが楽しいです」と確かな成長を見せている。

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